REITとは、アメリカで1960年代に生まれたReal Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略であり、複数の投資家から資金を集め、様々な不動産に投資を行い、投資家に収益を還元する仕組みのことで、小口化不動産投資の代表的なものです。
日本でもこのアメリカ生まれのREITの日本版として、J-REITと呼ばれる同様の投資が生まれました。主にこのREITには会社型と契約型と呼ばれる二種類が存在します。会社型の場合は、投資法人を設立し、それを運営の母体とします。
この投資法人は、投資家に対して「投資証券」を発行することで出資を募り、この投資証券は有価証券として株式などと同じように証券会社を介して売買されます。この会社型は1998年の制度改正にともない、誕生した運用方法であり、その数は着実に増えていると言われます。
一方、契約型には大きく「委託者指図型」と「委託者非指図型」との二種類があり、信託会社と投資家間に、投資信託委託業者がいるかいないかで区別されます。後者の場合は、投資信託委託業者が存在せず、信託会社の判断で運用を行うことになります。
また、契約型の場合は、不動産を所有するのは信託銀行となり、投資家は「受益証券」を受け取り、収益を得る権利を保有する形になります。このように、REITは急激に近年、注目を集めている不動産投資ですが、契約形態やスキームが初めての方には複雑な面もありますので、自らが投資するREITの種類やその仕組みを十二分に理解してから検討することが必要です。