近年、資産運用とともに多く語られるキーワードのひとつに「インフレ対策」というものがあります。インフレとは経済用語のインフレーションの略で、簡単に言えば物価の値段が通貨に対して高くなり、上がり続けることを指します。
例えば今まで一本100円で買えていたジュースが少しずつ高くなり、200円なければ買えなくなってしまう、卵が一個50円だったのが100円になってしまうなど、インフレ時には食糧に限らず物資が主に値上がりすることが多いようです。当然、同じものを買うのにより多くのお金が必要になります。
また、このような徐々に値段が上がっていく普通のインフレーションに対して、突然通貨暴落などをきっかけに物資の値段が短期間で何十倍にも高騰するハイパーインフレーションがあります。実際に1988年にアルゼンチンでこのハイパーインフレーションが発生した際には、一年間で物資の価値がなんと50倍にも跳ね上がり、国民は大変な混乱状況に陥りました。また、ジンバブエでは国際的孤立を誘因とした自国通貨の暴落に伴い、2000年に史上最悪のハイパーインフレが発生しました。
極端なインフレが起きると、通貨が物資に対しての価値を大きく下げてしまうため、資産額は表向き変わらずとも、お金自体の価値は目減りしてしまいます。資産運用とインフレ対策がセットで語られることが多いのは、インフレの可能性を考えて資産も増やしておかないと、物価が高騰した際結果的に資産が目減りするのと同じことになってしまうからです。
今ある資産の価値をインフレ時にも同じように保つには、資産自体を増やしていくことが必要になります。これを資産運用によるインフレ対策と呼びます。